2016年3月26日土曜日

インドで自然療法③

このような療養施設では自分の日常のルーティーンから離れて決められたルールに従って生活する事で、自分で作り上げてしまったパターンや癖から抜け出すという目的があります。ですので期間中はなるべく外部からの刺激を最小限にするためにも施設からは外出せず(禁止している施設もあります。)
食べ物や過ごし方にも細かな規則があります。

言わば自分の習慣を一旦白紙に戻し、再構築していく訳です。

食習慣を改めたりや嗜好品を止めるのはわかっちゃいるけど難しい、、なのである程度長く(2週間〜)滞在することと、そこから日常に戻っていく過程が(また以前のパターンに戻ってしまわないように)とても大切なのです。

「食べ物はあなたの薬です」とあります。


人によりますが、
大体2週間位いると「好転反応=ヒーリング・クライシス」が起きてきます。

好転反応とは、一定期間集中してデトックスや断食など不調を取り除き健康を回復させるための行為をした際に、自らの身体が良くなっていこうとする過程で起きてくる症状の事です。

特徴は一次的に体調が悪くなったり、症状が重くなったりすること。
症状が重かったり敏感な人ほど感じやすいとも言われています。

私の場合は、頭痛やものすごい倦怠感、皮膚の荒れ、気分の落ち込みなど回を重ねる毎に反応が出るのが早くなってきています。そしてその間、自分を生かしてくれている命の輝きのようなものを内側に感じてわくわくします。


乳がんになった時に自分の身体に裏切られたように感じて本当に悲しく自信を失ってしまいました。そして抗がん剤の治療中は自分の身体がまるで遠くにいる他人のように感じていました。
今こうして毎年治療後のメンテナンスとして自分と向き合う毎に自分の身体がまた好きになってきたことが何より嬉しいのです。