2016年3月31日木曜日

インドで自然療法⑤

朝のレッスンに向かう道すがら桜が満開で美しい。
ビルの谷間に彩りを添えていた。




毎週日曜はアーシュラムの外でマーケットが開かれて地元の人で大盛況。インドと言えば「これ」の様々な香辛料や野菜、果物、家庭雑貨や日用品は見ているだけでも楽しくなる。これなあにと聞いてみたかったけど英語は通じないようだった。




 





宗教上の理由もあって人口の3〜4割がベジタリアンであるインドではどこのレストランに入っても必ず菜食メニューがある。わたしも滞在中はあちらの食文化に従い自然と菜食になる。
かといって決して健康的ではない食事は甘いものはとことん甘く、ナッツや乳製品、スナックもみんな大好きで油もたっぷり。当然肥満や糖尿病など慢性疾患の患者も多い。
ここのアーシュラムにダイエット目的で来ている人も多くて何故こんなに太ってしまう前に何とかできなかったんだろうかと思ってしまう。

伝統医療であるアーユルヴェーダや自然療法では食事は「薬」と見なされ健康の土台を支えてくれる最も大切なものであり、病気は間違った食べ方による結果と考えられていて古代の文献にも個人の体質にあった食事法が詳しく記載されています。
そして断食する事の目的は消化器官を休ませてその活動と味覚を一旦白紙に戻すこと、その結果その後の食生活も変わっていく訳です。

断食明けの一口目の美味しいことって言ったら感動ものです。
現代の病気の一因は食べ過ぎが原因で起こる事が知られるようになってきて最近では小食や断食を実践する人も増えているようですね。
アーユルヴェーダでも未消化の食べ物は体内で毒素に変わると考えられています。
洗練された伝統文化が現代も生きているインド、同時に矛盾だらけの混沌そのものであるのもインド。そこが魅力で何度も通ってしまうのかな。