2016年2月18日木曜日

触れること

昔10年程 クラフト作家として物作りをしていました。手を使って作業をしているとだんだんと意識は内側に向い集中が高まっていく感覚がヨガする時と良く似ていました。

体は場所によって かなり感受性の違いがありますね、手の平は とても敏感なところ。
私の場合手は 言葉以上に相手との直接のコミュニケーションとなる場所だと 感じます。


最近は、どのように相手の身体の触れれば失礼がないかどうか、心地よく感じてもらえるかをよく考えています。


人間は「触る」時より、「触られている」という内側から外側を感じている時の方が より リラクゼーションしやすいようです。
(手の平を下腹部に置いて、腹式呼吸をします。最初は 手の平でお腹の動きを感じてみます。次に、お腹が手の平に触っている感覚に変えてみます。多分後の方がより受動的で満ちていく 感じがします。試して みてください。)

身体に触れた時に私の手の平と相手の肌の間の空間、皮膚の下の身体の内側、相手から伝わってくるものは抽象的で言葉にならないけどたくさんの情報があります。

私が触れられた時に 相手から伝わってくるものは優しさや思いやりの気持ちが多い。相手との距離感とも 繋がってくる。
 


人間の体はそれぞれの場所で与えられた機能を果たすべく働いて 私を生かしてくれている。
そう思うと 大切に大切にしようと思うのです。