2016年8月24日水曜日

キャンドルを灯す夕暮れに

季節を表す二十四節気の「処暑」にあたる8月23日に、キャンドル&アロマヨガのワークショップを行いました。なかなか季節感を感じにくい昨今の天候ですが、暦や月の満ち欠けを何となくでも意識した暮らし方もよいものです。ヨガと同じく、自分の内面が整います。

平日にもかかわらず、多くのかたにご参加頂きました。ありがとうございました!

最近は、「何故自分がヨガを続けるのか」の答えを生徒さんから学べていると思います。これはもう、言葉になる前の感覚的なもので、「見えないけれど存在するもの」を通して世界を見ていくことです。私は教えるお仕事を通して、多くの方の内側から溢れる「人間であることの尊さ」を感じることがよくあります。

今回のクラスで使った精油は、3種類。

カモミール・ローマン
・神経を休める、沈静化が得意なカモミール。みぞおちの太陽神経叢は、心臓「愛情、共感、平和」と丹田「生命力、欲求と感情、直感」の間にあって、私たちが心から必要とし、望むものと繋がる方向に導いてくれる場所です。

太陽神経叢は自律神経の集合する場所で、ストレスとも関連の深いところ。体調が優れない時はこの辺りに固さや緊張があり、すぐ近くの横隔膜の運動も鈍くなって浅い呼吸になっています。

カモミール油はこの太陽神経叢に働きかけます。

クラリーセージ
・強壮と鎮静の両方を兼ね備え、心と情緒に働きかけバランスをくれるこの精油は、母なる大地に足をつけてくれます。
至福感を高め、呼吸を深めてくれます。
女性の強い味方。以前、記事にしました。

ベティバー
・甘く濃厚で、ウッディーな香りは、「土」を連想させます。栄養を与え、強壮し、大地に根付かせます。不安定な時に心を落ち着かせて、再び「つながる」という感覚に導いてくれます。
私にとって、安定に欠かせない精油です。
消化吸収を助ける働きもあります。

精油のブレンドは直感で選ぶことが多いのですが、後で特徴や作用を調べてみると、やはりその時のテーマにぴったりだったりします。
ブレンドすることの相乗効果で、さらにそれぞれの精油の奥深さが発揮されるように思います。

情緒、感情、複雑な心の性質はそれこそが動物とは違う、より人間らしい特徴だと思
いますが、一方でそのことに翻弄されることもあります。アロマテラピー、もちろん
ヨガも自分のバランスを回復してくれる強い味方です。