2016年4月2日土曜日

今の環境と時間を楽しむこと

花冷えの土曜日、今年はいつまで桜を楽しめるかな。


ガンジー曰く私達は自分の日常生活から離れた知識はたくさん教育されているのに、自分の事に関しては無知のままであると。
そして先ず自分の身体、住んでいる環境や歴史、土地の作物の事など一番身近にある知識を深めることが生活を豊かにしてくれると語っています。


 
「自分を知る」ことはとっても難しいけど、ヨーガや瞑想で自分を客観視する練習を重ねると起こる出来事に対する自分自身の反応が変わりそして徐々に自分の枠が外れこだわりや葛藤が減る、結果以前より生きる事に喜びを感じる、、私も年月を重ねそんなプロセスを経験してきました。


自然療法で知られる東城百合子先生は、日常生活の基本的な事を人任せにせず何でも自分の手足を使い工夫してやってみることの大切さを講演や主催する料理教室で繰り返しお話ししてくださいましたが、最初はそれがどういう事なのか、どのように生きて行く事と繋がっていくのかがよく分かりませんでした。


生きる事は未来にある目標を達成した先にあるのではなくて今生きている「経験」そのものであるという事に気付くと今の時間が輝き始めます。
インドは何もかもが強くて強烈、予想外の出来事が日常的に次々と起こる。だから嫌でも素の自分と目の前で起きている出来事と向き合う事になる、リアルに生きている実感と繋がっていくのです。


インドから帰ってきてあっとい間に東京のスピードに戻ってしまった。
普段の生活では気がつくとちょっと先の事や未来の事、先回りして何でも前のめりに考えてしまいがち。今の時間にとどまり先の事を心配しない、私にとっては毎日が練習です。